今日は孫子の兵法から。
「善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以て敵の勝つべきを待つ」
という言葉があります。
これはまず先に敵から攻められてもいいように守りを固めることが最重要であり
敵が弱みを露呈し攻めれば勝てるような状況になるのを待て、という意味です。
ビジネスでも儲かるかどうかは自社だけではどうにもなりません。
景気に左右されたり、顧客の都合だったり、競合との勝負で影響を受けることもあります。
しかし会社が潰れないようにしたり、赤字にならないように備えるという守りの面では自社の努力次第なところが大きいです。
コロナの時、残念ながら潰れてしまった会社もあれば逆に伸ばした会社もあります。
その差はどこにあるでしょうか。
おそらく調子のいい時にしっかり備えてきたかということだと思います。
調子が悪くなっても大丈夫なように経営基盤を強化して、チャンスが訪れた時に攻めれるように準備しておくことが重要です。
ここでいう経営基盤とは、人組織であり、財務(コスト管理)であり、オペレーションです。
この3つはどういう状態でもテコ入れできるし、いつでもアップデートもできます。
結論、負けないように守りを固めることは変えられるもので、勝つかどうかは変えられないもの。
バリューを経営レイヤーまで引き上げ、様々な視点を持ち経営していきましょう。