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ある女性がスーパーマーケットで買い物をしていると、一緒にいた幼い子どもが大声で泣き出した。
女性は静かに言った。
「あと、いくつか買うだけよ、シャロン。そうすれば終わりだから」
しかし、子どものかんしゃくはおさまらず、さっきより大きな声で泣き叫んだ。
それでも母親は穏やかに言った。
「さあ終わったわ、シャロン。あとはお金を払うだけよ」
子どもはレジのところで、さらに激しく泣きわめいた。
母親は落ち着いた様子で言った。
「あと少しでおしまいよ、シャロン。もう車に戻れるわ」
それでも泣き続ける子どもは、
車に戻ってからようやく泣き止んだ。
男性が母親に近づき、こう言った。
「店にいる時から見ていました。シャロンが駄々をこねている間、あなたはずっと穏やかだったことにとても感心しました。」
母親は男性にお礼を言うと、一言だけ付け加えた。
「でも、子どもの名前はシャロンじゃないんです。私がシャロンなんです」
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ネガティブな状況に陥った時、メンバーに何かしらの指示やメッセージを伝える機会が多くあると思います。
その時、この話を思い出してみましょう。まずは自分との対話をすることで状況を客観的に捉えることができ、余計な感情の排他につながります。
さて今日から4月が始まります。新卒が入社します。
声に出す、メモにする、頭で思う、やり方は自由ですが、自分で自分を客観視する作法を身に付け、正しいマネジメントを行い、チームメンバーをリードしてください。